少しヤンチャな生徒の方が先生と仲がいい

学生時代、少しヤンチャな生徒の方が、先生たちと仲が良くて、良い関係に見えることがよくあった。

ルパン三世で言う「ルパンと銭形警部」とか、こち亀の「両津勘吉と大原部長」みたいで、悪友というか、お互いが好きだけど好きじゃないみたいな絶妙で良い関係に思えて、どこか羨ましかったのを覚えている。

当然、少しヤンチャな生徒は時々、問題を起こして、先生に怒られることをあるだろうが、外部の私たちはそれもまた青春の1ページのように見えてしまう。

 

それに少しヤンチャな生徒の方が、先生から求められる様々なハードルが

他の生徒より圧倒的に低い。

例えばヤンチャでも真面目でもない一番中途半端で普遍的な生徒だった私は

授業中、机に教科書を置いて椅子に座ってただぼーっと黒板を見ているだけでは、

先生に「おい○○、ノート取ってるのか?」と注意を受けることになるが、(実際に何度も注意を受けたことがある)

しかし、とある生徒に対しては「お、まだ教科書出してるだけえらいな、次はノート取ってるフリからはじめてみよう」と少し面白おかしく伝える。

これは普段の行いによる求められたハードルが違って、私が教科書出してるだけではえらくもなんともないのだ。

良くない考え方かもしれないが、私も彼らと同じハードルで過ごしていたいと

何度も思ったことがある。

特に受験生の時など、

勉強にプレッシャーの大きく感じていたとき、彼らの様に別の価値観で生きていたら

勉強のつらさが無くなるのではないかとよく考えていた。